シュクメルリのレシピ集合!松屋版も本格版も簡単にできちゃう

テレビ番組『一茂×かまいたち ゲンバ』で紹介されていた、ジョージアの伝統料理「シュクメルリ」が日本で有名になっています。その作り方がいろいろあっておもしろいと思ったので、レシピを詳しく調べてみました。

この記事では、「本格的なシュクメルリレシピ」、「日本人が好むシュクメルリレシピ」、「松屋のシュクメルリレシピ」の違いについて紹介します。

あなたはどのシュクメルリが好き?

まずは「本格」「日本人向け」「松屋」を簡単に分類するので、自分に合うレシピが見つかります。目次から、好みに合ったレシピにとぶこともできます。

本格派 パンやワインに合う、ニンニク主役のシンプルな味 or ニンニク主役のスパイスが効いた味
日本人向け ごはんに合う、とろみやコクをプラス
松屋派 濃厚なホワイトソースでボリューム重視

シュクメルリレシピ 本格的な作り方

一般的にジョージアの伝統的なシュクメルリは、鶏肉を大量のにんにくと、スパイス、牛乳(または生クリームかサワークリーム)で煮込む家庭料理であると言われています。番組でもそのように紹介されていました。しかし、「大使館レシピ」のジョージア大使夫人が教える「シュクメルリレシピ」を見たら、煮込みではありませんでした。

本格シュクメルリレシピ(ジョージア大使夫人)

材料(約8人分)
鶏肉(むね肉・手羽元・もも肉など) 600g
玉ねぎ(みじん切り) 中1/2個
ニンニク(みじん切り) 4~5片
植物油 大さじ1
バター 40g
塩 小さじ1
牛乳 400CC
パプリカパウダー 大さじ1
コリアンダーパウダー 大さじ1
フェネグリークパウダー 大さじ1

煮込みではなくソースとして絡めるだけでした。本当にシンプルなため、スパイスさえ用意すれば、簡単に作れます。ポイントは、「鶏肉のいろいろな部位を使うこと」。そうすると味がでて、よりおいしくなるようです。

【気付いたこと】

・8人分のわりにニンニクがだいぶ少ない → 本場では丸ごと1個(約7~8片)以上使用されることが多い

・玉ねぎを入れている → 本場では野菜を入れずシンプルなレシピが多い+本場では調味料を塩だけにするシンプルな味付けもある

ニンニクが少なめで、バターと玉ねぎが入っているので、日本人に合った本格的レシピだと思いました。

本格シュクメルリレシピ(ジョージア政府観光局)

シュクメルリ発祥地であるラチャ地方シュクメルリ村のレシピには、鶏肉+ニンニク+油+水というシンプルなタイプがあり、これが「発祥地スタイル」として紹介されています。一方、ジョージア全土で一般的なのは、牛乳を加えてまろやかにしたタイプです。

材料

発祥地ラチャ地方のタイプ ジョージアの一般的なタイプ
・若鶏1kg ・若鶏1kg
・ニンニク大さじ1 ・ニンニク大さじ1
・油 ・牛乳250ml
・水250ml ・バター50g
・塩

一般的なタイプの作り方

①若鶏を半分に切って両面に塩をふる

②ニンニクはガーリックプレスで潰す(ニンニクの汁が重要)

③バターを引いたフライパンで、皮を下にして焼く(重しをのせながら両面がカリッとなるまで)

④鶏肉を取り出して切り分け、ketsiという陶器の皿にいれる

⑤残った油でニンニクを炒める(焦げないように絶えずかき混ぜること)

⑥ニンニクの色が少し変わったら牛乳を入れ、約2分煮立たせる

⑦ニンニクと牛乳のソースを鶏肉にかけ、さらに数分間、加熱する(ketsiのままオーブンで加熱)

ketsiがポイント

ジョージアの伝統的な陶器を使うことで料理に独特の風味が加わるため、この陶器はジョージアでシュクメルリを作る際に欠かせないものとされています。

【感想】

ガーリックプレス(ガーリッククラッシャー)は簡単に購入できるものの、本場の陶器が手に入るかどうか、完ぺきに再現するにはハードルが高いと思いました。陶器の代わりを用意すれば簡単に再現できそうです。

その他本格シュクメルリの材料

本場のシュクメルリには地域差があります。他には、こしょうを足したり、複数のスパイスを足したりする料理人もいれば、牛乳の代わりに生クリームまたはサワークリームを加えるシェフもいます。

一般的に使われるタイプの材料 鶏肉+ニンニク+牛乳+バター+塩
一般的に使われるその他タイプの材料 鶏肉+ニンニク+牛乳+バター+塩+こしょう
鶏肉+ニンニク+牛乳+生クリーム+バター+塩+パプリカパウダー+コリアンダーパウダー+チリパウダー+フェネグリークパウダー
鶏肉+ニンニク+ライトクリーム+バター+塩+こしょう+油

共通して言えるのは、本格レシピではチーズを使っていません。じゃがいも・さつまいも・エビ・キャベツも使用されていません。そのため、日本で見かけるレシピは、日本人が好む料理にかなりアレンジされています。

本格シュクメルリを作ってみた感想

本場のシュクメルリの作り方が簡単なので作ってみました。私がチョイスしたのは、ジョージア大使夫人のレシピです。昔は手に入りにくかった「フェネグリークパウダー」ですが、今は近所のスーパーで販売されています。フェネグリークは苦みがあるので、少なめに入れました。

まず、ニンニクとバターを炒めただけで、近所迷惑になりそうなほどいい匂い!そして、牛乳とスパイスだけでおいしいのか不安でしたが、その旨味は想像以上でした。「チーズを入れなくてもおいしい」というのが私の正直な感想です。

そして2度目のシュクメルリには、生クリームとこしょうをプラスして、他のスパイスを省きました。これのほうが断然コクがあり、異国風のスパイスがないぶん、日本人向けだと思いました。

個人的には、鶏肉+ニンニク+牛乳+生クリーム+バター+塩+こしょうがおすすめです!

ここまでが本場のシュクメルリレシピでした。

日本人が好む簡単「シュクメルリレシピ」

ニンニクが少ない順に紹介します!

簡単おすすめ①エバラ黄金の味で作るシュクメルリ風

個人的に「エバラ」とは何の接点もありませんが、「これだ!!」とシンプルさに感動したので紹介させてください。ポイントは、みじん切りにしたニンニクを使用する代わりに、「エバラ黄金の味旨にんにく」という商品を鶏肉にもみ込むことです。ニンニクを用意する必要がないので、とっても簡単です。時短になるし、手が臭くなる心配もありません。これはものすごく簡単でした。ニンニクの臭いがどうしても気になる人にはおすすめです。

一方、ニンニク推し派へは、ニンニクの量がだいぶ足りないので、ニンニクの香ばしさを重視する点で、以下をおすすめします。

おすすめ②ニンニクたっぷり日本人向けシュクメルリ

材料2人分

鶏もも肉 300g
さつまいも(お好みで) 中1本(約180g)
たまねぎ 小さめ1個の半分
牛乳 180ml
ニンニク 7片
小麦粉 大さじ1
塩・コショウ 適量
オリーブ油 大さじ1
バター 大さじ1.5(18g)
細切りチーズ(お好みで) 適量

作り方

①カットした鶏肉に塩コショウをふりかけて、もみ込む。

②(お好みで)さつまいもを乱切り → 水にさらして水気をきった後、電子レンジ600Wで約3分。

③もみ込んだ鶏肉に小麦粉をまぶす。

④油を引いたフライパンを熱し、鶏肉の皮を下にしてカリッとなるまで焼いたら裏返す。肉をフライパンの端に寄せて、たまねぎを炒める。焼き色がついたらすべて皿に取り出す。

⑤同じフライパンでバターを熱し、ニンニクを炒める(焦げないように)。

⑥ニンニクの色が変わったら少しずつ牛乳を入れ、しっかりかき混ぜながら2分くらい煮立たせる。

⑦先ほどの鶏肉・たまねぎ(・さつまいも)を戻し、弱火で2分くらい煮る。

⑧塩コショウを少々ふり、チーズをのせてできあがり(チーズはお好みで)。

※さつまいも・チーズはお好みで追加してください。

こちらは、日本人が作る定番のシュクメルリレシピです。アレンジしすぎていない点がおすすめの理由です。小麦粉を加えることで、ソースがからみやすくなり、お肉はしっとりとした食感になるので、相性がいいアレンジレシピになります。

おすすめ③松屋のシュクメルリレシピ

松屋公式のレシピを見ればわかるとおり、もはやニンニクたっぷりのシチューでは!と感じました。とはいえ、ホワイトシチューの素が1かけだけなので、濃いシチュー感ではありませんが、日本人が好きそうな、深い濃厚な味わいになっています。ポイントの醤油やレモン汁を加えることが、「なるほど!いいアイデア」と思いました。

レシピでは、ニンニクすりおろし10gとなっていますが、10gはニンニク約2片に相当するので、予想より少なめだな、と思いました。記載されているとおり、好きなだけ入れてみると冒険になっておもしろそうです。

ここまで、複数のレシピを紹介してきましたが、自分で作るより手軽に食べられる冷凍のシュクメルリも気になると思います。

冷凍シュクメルリはおいしいのか?

松屋の冷凍シュクメルリの場合、実店舗で食べたことがある人が冷凍を食べると、がっかりしたと書かれているレビューをよく見かけました。しかも、1食分の食事として考えて食べると、量が少ないと思います。

私も食べてみましたが、実際に調理したシュクメルリを食べているので、かなり物足りなさを感じました。やはりできたてを食べたいですね。毎年の冬の定番になることを願います。

そして私は某スーパーの冷凍食品売り場で、松屋以外の「冷凍シュクメルリ」を発見し食べてみました。シュクメルリに該当する部分は、まったくスパイスの香りがしない、ニンニク風味もない、焼き鶏肉の上にチーズがかけられただけの、よくある普通の味でした。

つまり、肉にチーズをかければシュクメルリ風になるといった感じなのかなと思いました。あまりにも本場とはかけ離れていて、複雑な気持ちになりました。

やはり、ニンニクたっぷり+複数のスパイスがあってこそ本場に近づきます。

まとめ

シュクメルリは、本場ジョージアでも幅広くアレンジされていることがわかりました。そして、自分好みにアレンジしやすい料理だから日本でも人気に火がついたのだと思います。

〇〇流だとか、シュクメルリ風だとか、じゃがいも、エビ、きのこが入ったレシピまで・・・アレンジされまくっていて、どれほど人気なのかがわかりました。

アレンジの仕方によっては、ワインのおともにもなるし、ごはんが進むおかずにもなります。作り方は簡単なので、自分で作ってみてはいかがですか。試しに少なめで作ってみてください。おいしさのあまり、あっという間になくなるはずです。

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